CPS2のサイドボタンについて
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CPS2マザーのサイドボタン(音量+-とTEST)はやたら壊れやすく、CPS2マザーを入手しても使えない状態のものが多いです。
修理案としては下記があります。
ケース1:ボタンが折れた場合
ほとんどの場合は折れて基板ケース内に転がっているので、マザーの蓋を星型ドライバで開け、折れたボタンをグルーガンで応急処置することで、一応なんとかなります。
図1:グルーガンでボタン修復してみた例(汚い)
ケース2:ボタンは折れてないが、押しても効かない場合
(1)Jammaハーネス内のTEST端子とキックハーネスの音量端子側にボタンを付ける
(2)基板側のボタン素子をはんだから外して修理する
(3)基板側のボタン素子を別に接続する
ケース2(3)については海外サイトで修理キットを見かけて欲しいと思ってたところ、ぽめ氏から「CPS2_side_button(5ボタン版)」の試作品を譲っていただきましたので、組み込みしてみました。
このモジュールはCPS2本来の3ボタンに加えて、更にCPS2HDMIの解像度変更ボタン(本来は音量ボタンで代用するもの)の2ボタンでサイドボタンを5ボタン化するものです。
CPS2HDMIを使用している身としてはありがたいモジュールです。
ただし、CPS2HDMIと組み合わせて利用する場合は一手前必要なので、手順を紹介します。
1.概要
(1)CPS2HDMIに抵抗チップを付ける
(2)配線する
2.必要なもの
(1)CPS2_side_button(5ボタン版)
(2)CPS2マザー(CPS2HDMI組込済)
※CPS2HDMIは無くても可
(3)JST 2.0mm 7pinコネクタ×1
360円くらい
(4)10KΩ抵抗チップ×2(CPS2HDMIと接続する場合のみ)
100個買っても200円くらい
3.手順
3.1.CPS2HDMIに抵抗チップを付ける
CPS2HDMIはCPS2の音量ボタンで解像度変更しますが、他のボタンで動作させるためには10kΩ抵抗を付ける必要があります。
裏側に2個はんだで付けます。(画像ははんだがうまくのってなかったのでリトライしました)
3.2.配線する
各ボタンに対応する線を配線します。
配線したら、CPS2_side_buttonはめ込み、JSTコネクタを付けます。
マザーの蓋を閉めるとこんな感じ
見た目を近づけるために緑色塗ってみる
これで、サイドボタンの5ボタン化ができました。
解像度メニューも上側のボタンで利用できます。
このキットの場合、前より壊れにくいボタンになっているので安心感がありますね。
CPS2HDMIを付けてない基板用に3ボタン版もあるようですが、まだ販売してないとのことで発売が待ち遠しいとこです。
以上